あの日は夏休み中だった。
毎年恒例で従兄弟が一週間位遊びに来る日。その日は何やら箱を持って来ていた。お菓子の箱を大事そうに持っていた。
なんだろう?何が入ってるのかな?
食いしん坊の私はお菓子かななど思っていた。
夜寝る前、母や叔母さんが何やらゴソゴソやっている。気になって覗こうとしたら
「見てみる?」と言われて…なんか白いイモムシが
居る!うっ!余り好きではないタイプなのだが…。
「何、このムシ。」と聞くと
「蚕って言うのよ。このムシが蛹になる時、自分がはいる部屋を作るんだけど、繭って言うんだけどねその糸から絹って言う布が出来るのよ。」
と叔母さんから聞いたけど、私は余り好きではない。育ててみる?って言われて考えとくって返事していたはずなんだが…何故か蚕をうちの養子として迎える話が決まっていた様で、夏休みの課題にはいいかと渋々5匹養子に貰い受けたが、母は何か他に企んでいたに違いない。私が嫌いなのに養子に迎えるなど許せんなど思ったが、自分の部屋の机の下に入れて世話をしていた。見た目悪いけど、どんな蝶になるのかなぁと。正しくは蛾なのだが。
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